【リトプラのミライ授業】横浜市の公立小学校で全5回の特別授業を実施

「未来の遊び」を考案するプランナーに挑戦!キャリア教育の一環となる体験型学習プログラム

#ニュースリリース

【リトプラのミライ授業】横浜市の公立小学校で全5回の特別授業を実施

遊びが学びに変わる次世代型テーマパーク「リトルプラネット」(https://litpla.com)を全国に展開する株式会社リトプラ(本社:東京都港区、代表取締役CEO:後藤 貴史)は、2022年7月から2023年3月までの約9か月にわたり、横浜市立東市ヶ尾(ひがしいちがお)小学校において、「遊び×デジタル」をテーマとした全5回の特別授業を実施いたしました。

本取り組みは、子どもたちが自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目的とした「総合的な学習の時間」(※1)において、キャリア教育の一環として実施された体験型学習プログラムです。

授業に参加したのは、東市ヶ尾小学校5年生3クラスの児童約90名です。
『デジタル技術を活用したテーマパーク「リトルプラネット」の新アトラクション』を考案するプランナーの役割を担い、「遊び×デジタル」をテーマとしたアトラクション案の考案から資料作成、社内プレゼンまでの一連の工程を、全5回の特別授業を主軸に、計30時間超の授業を通じて体験しました。 

■各授業の内容
【1回目授業:導入と課題】
「リトルプラネット」の紹介と、アトラクションに使用されるテクノロジーについて学びました。その後、まずは簡易的なアイデアシートに一人ひとりが「遊び×デジタル」のアイデアを書き出す課題に取り組みました。


【2回目授業:テクノロジー学習】
アイデアの考案に必要となるテクノロジーに関して、リトプラ社のメンバーからレクチャーを行いました。赤外線センサーやプロジェクターなど「名前は聞いたことがあるけれど詳しくは知らない」という身近な技術について、クラス全体で知見を深めました。

【3回目授業:現地視察・リサーチ】
お台場の「リトルプラネット」のパークを全員で訪れて現地視察を行いました。実際にアトラクションを体験し、分からないことをスタッフに直接質問することで、アイデアのイメージを膨らませていきました。


視察後は、現地で学んだことをシートにまとめたり、「リトルプラネット」のメインターゲット層である低学年のクラスに向けてアンケートを実施したりと、さらにアイデアを磨き上げる取り組みを行いました。


【4回目授業:企画書の作成】
これまで作り上げたプレゼン資料の途中経過を発表し合い、発表に向けた最終調整を行いました。資料の作成には、「GIGAスクール構想」(※2)の実現に向けて1人1台付与されているタブレット端末で、実際のビジネスシーンで使用されているプレゼンテーション用アプリを活用。「遊び×デジタル」というプログラムのテーマに即し、ツール面でもテクノロジーが全面的に取り入れられました。

【5回目授業:プレゼン本番】
リトプラ社の経営および開発メンバーに向けて、3クラスから計5つのアトラクション案を発表しました。半年以上にわたり準備してきたプレゼンの本番に当初は多くの児童が緊張の面持ちでしたが、資料や小道具などを活用し、各チームで工夫を凝らした発表が行われました。
アトラクション案には「楽しさ」や「新しさ」だけではなく、SDGsやバリアフリーといった社会課題の視点も盛り込まれ、次世代につながる「遊びの未来」を感じさせる発表となりました。


全工程の終了後、児童の皆さんからは、未知のアイデアをゼロから考案することの楽しさや、アイデアを視覚化したり第三者に伝えたりすることの難しさを実感したという声が挙がりました。また、一連の授業を通じて、身近なモノに使われているテクノロジーや、モノを作り出すことへの興味関心につながった様子が窺えました。

■今後について

リトプラ社では、今回のプログラムで考案された各アトラクション案のパークでの採用に向けて、開発プロジェクトを社内で発足することを決定。2023年度内の導入を目指し、今後も引き続き東市ヶ尾小学校と連携しながら、アイデアのブラッシュアップと検証を行ってまいります。

■東市ヶ尾小学校 後明好美校長先生のコメント

学校外の大人の方々にご協力いただき、リアルな社会課題を解決する学習をさせていただくことは、子どもたちにとって貴重な体験です。仕事をしている大人のすごさやかっこよさがわかるでしょうし、自分たちが本気でアクションを起こしたことには必ず応えてくれる人がいるということも体得できたでしょう。また、仲間と協力してトライしても、時に達成できないこともあるということがわかったかもしれません。

リトプラ社の皆さんが真剣に子どもに対してくださり、「君たちに任せるよ」というスタンスで約1年間にわたり伴走を続けてくださったことは、彼らにとって忘れられない学習になるでしょうし、「いつかあんな大人になりたい」と将来の自分の姿を思い描くものになったととらえています。

この1年間、何度も子どもたちに関わっていただき、子どもたちを支え励ましてくださったリトプラ社の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

リトプラ社では今後も、教育や保育に携わる公社・団体、企業との積極的な連携に努め、「アソビでミライをつくる」という企業ミッションの実現を目指してまいります。


※1 総合的な学習の時間…変化の激しい社会に対応して、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にしていることから、これからの時代においてますます重要な役割を果たすものである。(文部科学省サイトより)

※2 GIGAスクール構想…1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する構想のこと。(文部科学省サイトより)


【次世代型テーマパーク「リトルプラネット」とは】
リトルプラネットは、最新のデジタル技術を駆使して子どもたちの探究心や創造力を刺激する、全く新しいタイプのファミリー向けテーマパークです。砂遊びや紙相撲、影絵遊びといった昔ながらの遊びにテクノロジーが融合したアトラクションを通じて、子どもたちに“未来のアソビ”を提供します。現在、首都圏のほか大阪・名古屋など全国9箇所に常設パークを展開しています(コラボ型パークを含む)。



■株式会社リトプラ(旧社名:プレースホルダ)について
代表者 :代表取締役CEO 後藤 貴史
住所   :東京都港区台場2-3-1 トレードピアお台場9階
設立  :2016年9月
事業内容 :デジタルテーマパーク事業、エクスペリエンスデザイン事業
URL   :https://corp.litpla.com/

リトプラは、2018年より“遊びが学びに変わる”をコンセプトとした次世代型テーマパーク「リトルプラネット」(https://litpla.com)を運営しています。建築士、ゲームプログラマー、幼稚園教諭、大手テーマパーク運営など多様なスキルやキャリアを持つ人材を擁し、デジタルアトラクションの企画開発から施設設計、パーク運営までを内製しています(一部パークのみライセンスパートナーとの共同運営)。2019年にはこれまでに培った知見やノウハウを活かした空間演出事業を本格開始し、あらゆる施設・店舗において、デジタルとリアルが融合したこれまでにない体験を提供しています。
※2022年11月1日に、社名を「株式会社プレースホルダ」から「株式会社リトプラ」に変更しました。