「リトルプラネット」で展開するデジタルアトラクション技術を活用し、沖縄県那覇市の首里城公園内施設「首里杜館(すいむいかん)」B1Fガイダンスホールにおける床面プロジェクションマッピングを開発しました。
首里城の建造物に描かれた柄や模様、琉球の伝統衣装の模様などをモチーフにしたプロジェクションマッピングが、赤外線センサーを活用したセンシング技術によって人の動きに合わせて変化し、幻想的な空間を作り出します。
映像の背景には、首里城の中庭広場「御庭(うなー)」に敷かれた磚(せん)と呼ばれるレンガが映し出されています。人が床に足を踏み入れると、「瑞雲(ずいうん)」と呼ばれる首里城の柱に描かれた模様が足元へと集まってきます。一定数の「瑞雲」が集まると、首里城正殿の屋根の装飾「火焔宝珠」が鮮やかな光とともに現れる仕組みです。
ほかにも、琉球を代表する伝統的な染色技法「紅型(びんがた)」で描かれたツバメやこうもりなどの生きものが登場し、「御庭」の上を悠々と飛び回る姿をCG映像によって再現しています。
首里城に伝わる伝統や文化に最新の映像技術が融合したことによって、楽しみながら琉球の歴史やアートに触れることができる、次世代の体験型展示コンテンツとなっています。